第I部Aquarino Controller を知る
第1章

Aquarino Controller とは

Aquarino Controller は、水槽・タンク・池のための自動制御とモニタリングの中枢です。センサーの読み取り、電源タップの制御、ドージングポンプ、自動給餌器、そしてそれらすべてを結びつけるルールを一台にまとめ、Wi-Fi ネットワークとインターネットの両方からアクセスできます。

多くのアクアリストや専門家の協力を得て設計された Controller は、お使いのシステムとともに成長するように考えられています。まずは本体、製品に付属する水温センサーと電源タップから始め、必要に応じてセンサーやモジュールを追加していきます。

1.1 できること

  • センサーを読み取る — 水温センサー 3個、流量センサー 2個、漏水センサー 2個、水位センサー 4個まで。さらに pH、ORP、電気伝導度(塩分)、TDS、酸素、アルカリニティの各モジュールにも対応します。
  • 最大 16 口の電源タップを制御 — Powerbar V8 を1台または2台使用し、スケジュール、タイマー、サイクル、フェイルオーバーの各動作モードで切り替えます。
  • 12 V のドージングポンプを最大 6台まで駆動 — スケジュール、リザーバー残量の管理、精密キャリブレーションに対応します。
  • 給餌を管理 — 自動給餌器を作動させ、給餌の間はあなたが選んだポンプを停止させます。
  • ルールで自動化 — 「センサーがこの値を超えたら、これをオンにし、あれをオフにする」という形のルールを最大 24 件まで設定できます。
  • 停電から守る — Failover モジュールが停電を検知し、必須でない機器を切って、無停電電源装置のバッテリーを温存します。
  • 知らせる — 想定外のことが起きたとき、メールで、そして Aquarino アプリを通じてプッシュ通知や Telegram で通知します。
  • すべてを記録 — イベントログと、各センサーの1時間ごとのグラフを残します。

1.2 できないこと

本機の限界をはっきりさせておくことも、上手に使うための一部です。

  • センサーのないものは測定できません。モジュールを取り付けていない項目は手動で入力できますが(第12章)、測るのはあなたです。
  • あなたの判断の代わりにはなりません。ルールは設定したとおりに実行されます — それ以上でも、それ以下でもありません。まずは単純に始めて、育てていってください。
  • 無停電電源装置ではありません。Failover モジュールは、すでにお持ちのバッテリー電源を管理するものです。停電中に水槽を支えるのは、あなたの無停電電源装置です。
  • 適切な電気工事を不要にするものではありません。ブレーカー、漏電遮断器、アースは、これまでどおり水槽の設置側の責任です。

1.3 Local Manager とクラウド — 二つの経路、同じ機器

Aquarino Controller には二通りの方法でアクセスでき、どちらでも画面は同じです。

アクセス方法使いどころ
Local Manager(ローカルマネージャー) — ネットワーク内のどのブラウザーからでも、本機の IP アドレスで自宅での日常使用。インターネットがなくても動作し、水槽の横のタブレットに開いたままにしておくのに最適です
Aquarino アプリ — スマートフォンで、どこからでも外出先から。またアカウント機能のため — アクセスの共有、プッシュ通知と Telegram、複数の機器を一つのリストで管理